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【2024/04/19 21:23 】 |
鳩山首相のドラクエ作戦「いのちだいじに」(産経新聞)
 【名言か迷言か】

 最初も「いのち」、最後も「いのち」、とにかく「いのち」。「いのち」を守ることに一生懸命であるということだけはよく分かった。鳩山由紀夫首相の29日の施政方針演説はそんな内容だった。なにしろ、出だしからこうだ。

 「いのちを、守りたい。いのちを守りたいと、願うのです」

 自民党の大島理森幹事長は皮肉たっぷりにこう論評した。

「命を守ると総理がおっしゃられた。自らの政治生命を守ることなのか、小沢幹事長の政治生命を守ると言っておられたのか」

 いのちを守る、という言葉を繰り返し聞かされて、ふと思いだしたのが、大ヒットゲーム「ドラゴンクエスト」(ドラクエ)シリーズ。ドラクエでは、主人公たちが敵と戦う場合に、プレーヤーがあらかじめ指定した戦闘方法(作戦)に従って行動するオートバトルのシステムがある。その作戦には数種類あって、たとえば、攻撃重視の作戦の名は『ガンガンいこうぜ』、攻撃と防御のバランスがとれた作戦の名は『みんながんばれ』『バッチリがんばれ』。そして、相手からの攻撃を受けてしまった場合に、自分たちの攻撃を後回しにして、いろいろな手段での体力回復を優先する作戦名が『いのちだいじに』である。

 『いのちだいじに』作戦の良い所は、主人公たちが全滅しにくくなること。ところが、この作戦はかなり費用対効果の悪い作戦で、ダメージを受けた主人公や仲間の体力を回復させるために、魔法をばんばん使いまくる。使いすぎで、MP(簡単に言うと、使用可能な魔法の残量を示す数値)がなくなるまで使う。魔法がもう使えなくなるまで使う。(武器や防具を使って回復する方法もあるにはあるが…)

 いのちを守るためには、MPの浪費もいとわない…。それが『いのちだいじに』作戦である。ひるがえって、鳩山首相の「いのちを守りたい」作戦だが、その理念の実現のためには、やはり財源が必要になる。その財源が足りなくて困っていたのが、今までの民主党である。

 鳩山首相の演説は、野党から、理念ばかりで具体策に乏しいと批判されたが、鳩山首相は演説後に記者団に対して、こう説明した。

 「理念型で具体性が乏しいという話も、最初からそういうご批判がくるのではないかと思いながら演説をしたわけです。ただ、やはり政治には理念が必要で、理念なき政治はばらまきになります」

 理念がなければ始まらないというのは、その通りであって、鳩山首相の言うことにも一理ある。ただ、理念だけでもだめ、具体性だけでもだめ、財源だけでもだめ。全部必要だ。そうしたものをすべて取りそろえ、そろわないものについてはそろえる努力をして、さらに、優先順位をつけて調整を図って、その上で総合的に判断して政策を具現化していくのが政治家の役割だろう。そういう意味では、今のところ、鳩山政権は政策推進のための条件をそろえる作業にあまり成功していないのではないか。

 ドラクエの「いのちだいじに」作戦にはMPが必要なように、鳩山首相の「いのちを守りたい」演説を実現するためには具体策も財源も必要。それがなければ、「理念ばかり…」という批判をはね返せない。今後、鳩山首相は理念を実現するためのどんな政策を積み重ねていくのか。そこに期待したい。 (五嶋清)

◇…先週の永田町語録…◇

(25日)

 ▽社民のように言えず

 福島瑞穂社民党党首 (与党)3党のまとめ役なので、社民党のようにばさっとは言えない。(平野博文官房長官が米軍普天間飛行場移設問題で、現行案を排除せず検討する考えを示したことについて記者団に)

 ▽言葉の遊びはやめて

 大島理森自民党幹事長 言葉の遊びだけはやめてほしい。(沖縄)県民を悩ませ、国益を損なうことはやめてほしい。(普天間移設をめぐる政府対応について記者会見で)

(26日)

 ▽現実は官僚主導

 鳩山由紀夫首相 (自民党政権は)国民主権といっても現実は官僚主導になり過ぎている政治だった。国民の声を届けるために政治主導が必要だ。(政治主導について参院予算委員会で)

 ▽紋切り型

 川崎二郎自民党国対委員長 内閣側が答えてやるという姿勢はおかしい。丁寧な議論を求めても、おまえらが悪いから答える必要がないという調子の紋切り型の答弁があった。(予算委の閣僚答弁について記者会見で)

(27日)

 ▽新政権に族議員なし

 鳩山由紀夫首相 (幼保一元化が)なぜ進まないのか。それはそれぞれの役所が幅を利かせ、族議員が存在した。新政権に族議員は存在しない。十分に実現できる。(参院予算委員会で)

 ▽内心気にしている

 谷垣禎一自民党総裁 敵失があるのに自民党の支持率が上がらないのは実は内心では相当気にしている。一番必要なのは「野党になることだってあるんだ」とドカッとしていることだ。(日本記者クラブでの講演で)

(28日)

 ▽見舞い行きたかった

 鳩山由紀夫首相 虚偽記載の問題にかかわっている中で、母のところに行って口裏合わせと言われてはいけない。行きたいのはやまやまだった。思いは抑えていた。(母親の見舞いについて参院予算委員会で)

 ▽政治主導の美名

 額賀福志郎元財務相 政治主導という美名の下、あんまり物事を知らないで勝手に政治判断されると、日本の将来が危ぶまれる。迷惑な話だ。(米軍普天間飛行場移設問題をめぐる政府対応について額賀派総会で)

(29日)

 ▽新しい政治のため

 鳩山由紀夫首相 若干演説が長いと衆院議院運営委員会からご指導いただいているが、ご理解をいただき、新しい政治を起こすため思いを述べたい。(施政方針演説について民主党代議士会で)

 ▽小沢思想に毒される

 自民党の田野瀬良太郎総務会長 閣僚の傲慢(ごうまん)な態度は由々しい。数があれば野党の言うことは聞かなくていいという小沢(一郎民主党幹事長)思想に毒されている。(国会での閣僚の不規則発言について記者会見で)

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【2010/02/05 03:56 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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